このところの景気後退により、雇用悪化がしばしばニュースで取り上げられている。雇用問題は国内で就業している外国人労働者にも押し寄せ、厚生労働省の発表によると、企業の「派遣切り」などで今年3月までの約半年の間に失職したか、失職する見通しの外国人労働者が少なくとも約5600人に上るとのことだ。
自動車部品メーカーで派遣切りにあった日系ブラジル人の男性への取材では、子どもが4人おり食費で精一杯で家賃も払えなくなるという切羽詰った状況であった。来日のためにブラジルの家はすべて売り払い、帰るところもないそうだ。別の派遣の夫婦は、同時に仕事を失い、生活保護も検討するという。
外国人労働者は、日本の労働力不足を支えてきたと言っても過言ではなく、わが国にとって大事な労働力である。生活習慣の違いや言葉の不自由さなどで再就職が困難な外国人労働者への積極的な支援が求められている。
